弁護士会での取組みの一環として行っている、中学校の生徒さんたちの職場体験学習の引率・サポートを担当しました。
私は、今回、豊田市の中学校の生徒さんを担当させていただきました。
法律業界にちょっと興味があるというお子さんもいれば、明確に法曹を志しているお子さんもおり、私も気合いを入れてお話しさせていただきました。
『職場体験』なので、本当は弁護士に同行して、実際の法律相談や書類作成、裁判所での期日などを見てもらえるとよいのですが、守秘義務があるので、なかなかそうはいきません。どうしても、愛知県弁護士会の西三河支部会館で弁護士が中学生にお話しするというのが中心となってしまいます。
ですが、できるだけ実際の仕事内容を体感していただこうと、今回、自分のスケジュールをベースにして、架空のある1週間の弁護士のタイムスケジュール表を作り、お話ししました。
弁護士というと、ドラマなどでは法廷での活動が描かれがちですが、意外と書面を作る時間が多いであるとか、色んな仕事をしているであるとか、皆さんの思っていたスケジュールとはだいぶ違ったようです。
また、裁判所のご厚意で、法廷見学や裁判官への質問の機会も設けていただけました。
法廷では、裁判官・裁判員席や被告人席などにも座らせていただけました。
それぞれの席で見える景色が全く違うのを実感いただけたのではないかと思います。
私からは、「壇上に座っている裁判官と同じ目線で話すために、弁護士が法廷で発言するときは立って話せと指導された」というプチ情報もお話ししました。
裁判官には、事前に生徒さん達が用意した質問に沢山答えていただきました。
普段、裁判官から「どうして裁判官になったのか」など個人的なお話を聞く機会はないので、私にとっても非常に興味深く、刺激になりました。
職場体験で担当した生徒さんと十数年後、弁護士として共に働ける日を心待ちにしています。
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